インカス社のResina
2017.04.23 sunday
本日は新しい革のご紹介です。
ご覧の通り表面はツルっとしていて、綺麗な光沢がある革。イタリアのタンナーINCAS(インカス)社が手がけるカーフで、名前はResina(レジーナ)と言います。
表面にハリがある革ですがゾンタのOLD ENGLANDに比べれば柔らかく、馴染むのは早そうです。
綺麗な質感を活かすなら、マッケイ製法+レザーソールでプレーントゥやチャッカーブーツに仕立てるのが王道でしょうか。9分仕立て+リッジウェイソールのパンチドキャップなどですと、底周りと甲革のギャップを楽しめる靴になりそうです。
非常に透明感がある反面、このようなトラ(生体時のシワ)も目立ちます。
これは革の個性の一つとして靴に仕上げられればと思います。
実はINCAS社の革は、delightful toolを始める前からずっと探していました。綺麗でありながら味や雰囲気がある革を作るタンナーで、このタイミングで巡り逢うことができて良かったです。
Resinaの透明感、風合い。黒の靴をお考えでしたら、是非アトリエショップでロールの革をご覧になってみてください。
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