delightful tool

作り手が丁寧に作りこんだ道具を、使い手にきちんと伝え、届けます。

革の大きさ

2週間ほど前にグラウンドカバーとして庭に植えたクラピアが、少しずつ広がってきました。

5~10月にかけて一気に広がるようですが、真夏日はクラピアにとって良い一日だったのでしょうか?

 

今日は昼前に、気になっていた革を見るため浅草方面に出てきました。

こちらは私がカットした革のサンプル(ゾンタのOLD ENGLAND)です。

このカットサンプル10センチ×10センチの正方形は、革一枚のサイズを測る基本。10センチ平方は1デシと言い、これを基準にして「この革は1デシあたり◯円で、◯◯デシのだから…」と革一枚の値段が決まっています。

革を購入する時はデシ単価(1デシあたり◯円)がもちろん気になります。ただそれと同時に気にしているのは、一枚の革から何足の靴を作れるか。

一枚の革は、靴作りにおいて隅々まで使えるわけではありません。デシ単価が安くても靴として使える部分が少なければ一足あたりの材料費(革代)は高くつきます。逆にデシ単価が多少高くても靴として使える部分が多ければ材料費は抑えられます。

天然素材ゆえの難しさとも言えますが、こんなことを色々考えながら革を選ぶのも楽しいものです。

ちなみに今日見てきた革、靴にするのがワクワクするような非常に良いものでした。ご紹介は少し先になると思いますが、是非ご期待ください。

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インカス社のPARMA

イタリアのタンナーINCAS社の革。先日ご紹介したResinaの他にもう一種類用意しました。

PARMA(パルマ)という革です。Resinaと同様カーフのため柔らかく、足馴染みが良い靴に仕上がってくれます。

 

向かって左のResinaと比較すると、PARMAはツヤを抑えていることがわかります。

しかしPARMAはクリームを塗って磨くことで、ガラッと表情を変えます。

こちらはdelightful toolの靴ではありませんし、PARMAでも茶色の革を使っていますが、黒も同じようなツヤが出てきます。(靴として形になった段階、クリームで仕上げるだけでも革の表情はだいぶ変わります)

PARMAは変化を楽しめる黒の革をお探しの方にはお勧めです。アトリエショップには在庫が2枚ございますので、1枚の革を広げた状態でご覧になってみてください。

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インカス社のResina

本日は新しい革のご紹介です。

ご覧の通り表面はツルっとしていて、綺麗な光沢がある革。イタリアのタンナーINCAS(インカス)社が手がけるカーフで、名前はResina(レジーナ)と言います。

表面にハリがある革ですがゾンタのOLD ENGLANDに比べれば柔らかく、馴染むのは早そうです。

綺麗な質感を活かすなら、マッケイ製法+レザーソールでプレーントゥやチャッカーブーツに仕立てるのが王道でしょうか。9分仕立て+リッジウェイソールのパンチドキャップなどですと、底周りと甲革のギャップを楽しめる靴になりそうです。

 

非常に透明感がある反面、このようなトラ(生体時のシワ)も目立ちます。

これは革の個性の一つとして靴に仕上げられればと思います。

 

実はINCAS社の革は、delightful toolを始める前からずっと探していました。綺麗でありながら味や雰囲気がある革を作るタンナーで、このタイミングで巡り逢うことができて良かったです。

Resinaの透明感、風合い。黒の靴をお考えでしたら、是非アトリエショップでロールの革をご覧になってみてください。

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新しい型押しの黒革

二日続けての雨は久しぶりでしょうか。雨であってもラジオから流れてくるサンデー・ソングブックは、いつもと変わらず良いです。

こんな雨の中、いつもと変わらず配達員さんが革を届けてくれました。

先日お話していた黒の革。フランス産、型押しの革です。

表面はしっかりとしていて、ツヤは抑えめ。端切れに何種類かクリームを塗ってみましたが、磨いてもそれほどツヤは強くなりませんでした。

こういった型押し革の良いところは傷が目立ちにくいところ。日常使いには最適です。

同じ型押しの革ではコンチェリア800のBELUGAもありますが、こちらの革はパリッとした靴に仕上がってくれそうです。靴として形になるとどうなるのか?プレーントゥ(もしくはパンチドキャップあたり)を一足作ってみようと考えています。

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履いて実感

昨年の秋から履いてきた黒のブーツ。

ゾンタのOLD ENGLANDで作ったものです。

平面で見た時の上品な印象、触った時のコシの強さは靴になってしっかりと実感できました。

特にコシの強さによるホールド感。履き慣らしで足が痛くなるといったことはありませんでしたが、タンニン鞣しの革に比べて少しづつ足に馴染ませていく必要がある革だと思います。それだけしっかりとした強い革です。

 

ヨーロッパのタンナーが手がける他の綺麗な革に比べると、ツヤは抑え目。この控え目な印象が私は好きです。

経年変化は良い意味で緩やか。その分、じっくり長く付き合っていける強さがあります。

ゾンタのOLD ENGLANDを実際に履いてみた印象は、靴に「剛性」「控え目な上品さ」「耐久性」をプラスしてくれる革。このような点を革靴に求められる方にはお勧めの素材です。

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