なんで革靴を履くのか?2回目

私は歩きやすさと安心感があるから革靴を履いています。

161204_1

この黒のプレーントゥにちょっと厚めの靴下の組み合わせであれば、かなりの距離を歩くとなっても心配ありません。

歩く時ほど革靴を選ぶ人は少数派だと思います。何を履いてもOKなら、履きなれたスニーカーという人が多いでしょう。しかし足に合った革靴は足をしっかりと支え、長時間の歩行でも快適です。

問題はそのような革靴に出会えないことなのだと思います。革靴に興味を持っても、自分の足と好みに合う靴がなかなか見つからない。

そんな「困った」を解決するのが、私達の仕事です。100%解決できる決定打は出せなくとも、そのための仕組み作りや伝える努力は続けなければいけません。

靴の履き心地を決める要素

靴の履き心地を決める要素は色々あります。木型、型紙、革、副資材…

それと忘れてはいけない靴下。靴本体ではありませんが、大切な要素です。

161202_1

厚みはもちろん、表面がザラっとしている、ツルッとしているといった質感によっても靴を履いた時の感覚は変わります。

何が良い悪いではなく、靴下の好みは人それぞれ違うはずです。薄めの靴下を愛用している方もいれば、厚めの靴下しか履かない方もいる。その日の服装によって靴下を使い分ける方も多いです。ですので革靴を買う、オーダーする際には「買いたいと思う靴に合わせる予定の靴下」を履いて靴屋さんに向かってください。

靴と靴下は切っても切れない関係です。とはいえ難しく考える必要はございません。心地良いと思える靴下を何パターンか揃えて、履き心地とファッションの両面で靴との組み合わせを楽しんでみてください。

良い靴ってありますか?

「良い靴、お勧めの靴ってありますか?」

靴の世界にいると聞かれることが多々あります。このブランド、このモデルという明確な答えを期待されているとは思うのですが、これがなかなか難しい。私に合う靴であっても、それがその人に合う靴とは限らないから。「誰にとっても明確に良い靴」というのは存在しないのだと思います。

私にとっての良い靴とは「ついつい履いてしまう靴」

161128_1

何の変哲もない普通の黒靴ですが、どんな状況でも安心して履くことができます。その日の天候が少し不安でも、その日に歩く距離が少し長くてもこの靴なら大丈夫。そう思って家を出ることができます。

ついつい履いてしまう靴が玄関に5足揃っている。そんな生活ができれば良いなと思っています。これならどの靴にも出番が回ってきます。定期的に履いて、定期的にメンテナンスをする。それが靴にとっても良い環境です。

ついつい履きたくなる数足を揃えたいと思い、今まで色々な靴に興味を持って買ってきたのだと思います。その分多くの無駄も出してしまいました。これは反省しなければいけません。

これから革靴を買おうと思う方には、そんな無駄や失敗、後悔がないようお手伝いしていきたいです。

なんで革靴を履くのか?

blog161126

革靴のイメージ。

「スーツや制服の時などに履かなければいけないもの」

だからカジュアルな服装には革靴を履かない。これは事実だと思います。

でも、これは革靴の良さであるとも思います。スーツや制服の時に履くということは、革靴がきちんと見せる(見てもらう)ためのファッションアイテムだから。カジュアルでも革靴を愛用しているのは「きちんと服装に気をつかっている人」と見てもらおうとする気持ちが私にあるからだなと、今更ながら認識しました。これが革靴の全てだとは思いませんが、一つの大切なこと。

「なんで革靴を履くのか?」

ふと頭に浮かんだ疑問の答えの一つでした。革靴を愛用するみなさんの答えはいかがでしょうか。是非教えていただきたいです。

オーダーの靴屋さんを探す方法

革靴のオーダーに興味を持たれた場合、まずはネットで検索されると思います。「革靴 オーダー」「オーダーシューズ」「ビスポークシューズ」といったワードで検索をしていただければ、色々なホームページが見つかります。

今から10年ほど前、私もオーダーで靴を作ってもらおうと思いネットで色々と検索しました。しかし自分が思い描く靴のイメージに合うホームページを見つけるのは中々大変でした。検索結果から製作事例の画像にたどり着いても、靴のイメージが一致しなければまたやり直し。また上位表示されるホームページが必ずしも目的に合うわけではありません。これが手間でした。画像検索という手もありますが、今でしたらインスタグラムからオーダーの靴屋さんを探す方法もお勧めです。

 

インスタグラムでオーダーの靴屋さんを探す


1. ハッシュタグで検索します。

2.「オーダーシューズ」「ビスポーク」のワードを入力してみて、ご自身のイメージしている靴と近い画像を見つけます。

3. オーダーの靴屋さんであればアカウントのプロフィールにURLがあるはずなので、その靴屋さんのホームページやブログをチェックします。

2.に関しては「革靴」のワードで検索する方法もあります。ただしこのワードですとオーダーの靴屋さん以外のアカウントからの投稿がたくさん含まれています。最初は靴の画像ではなく「木型」「型紙」「ミシンなどの機械」「製作途中の靴」などの画像を探してみてください。そこからアカウントをチェックします。そのアカウントからの投稿でイメージの靴に近い画像が見つからないかチェックしてみてください。

 


ご自身でボンヤリとでも靴のイメージがある場合は、画像に特化したインスタグラムが役に立ってくれます。グーグルやヤフーでの検索と合わせていただくことで選択の幅も広がりますので、色々な靴屋さんを知りたい時には是非お試しください。

ホーム 雑記 ページ 10
note
Instagram
X
facebook