その人らしい一足を

昨日はアトリエショップを休業させていただき、浅草まで足を伸ばしてきました。

 

この金土日、浅草では「浅草A-round」という革とモノづくりに関する催しが行われています。台風の影響で本日のマーケットとツアーは中止となってしまったようですが、まちなかのスポット(各店・工場)などは開かれる可能性もあるとのことです。

私の目的は同じ会期で開催されていた革問屋さんのセール。良い革を何枚か見つけることができました。

 

浅草を出た後はオーダーフェアを覗くため、いつもお世話になっている眼鏡屋さんへ。

こちらでも良いものと巡り会うことができました。

最後の最後、フレームの色で悩んでいたところ店主さんから「こちらの方が寺田さんらしいですよ」の一言。「ああ、確かにこの色の方が自分っぽいな」と納得して決めることができました。

 

その人がそのモノを身につけることで「らしさ」がにじみ出るというのは大切なことだと思います。

delightful toolの革靴は限られた制約の中でのオーダー靴ではありますが、デザインや素材の組み合わせで様々な顔を見せてくれます。

それこそシンプルなプレーントゥであっても、選ぶ革の光沢感、質感、厚みなどでガラリと顔つきが変わります。

せっかくのオーダー靴です。その人らしさのある一足に仕上がるよう、みなさまと色々なお話ができればと思います。

三日間のオーダー会終了

仲町台Euphonicaさんでの三日間のオーダー会、無事に終了いたしました。

初日、曇り後雨。二日目、強い雨。三日目、真夏のような快晴。台風の影響で劇的な空模様の変化でした。

足元の悪い中、暑い中、このオーダー会を楽しみに足を運んでくださった皆様、ありがとうございました。

 

入り口横のサインは店主井本さんの直筆。

 

自然光が差し込む気持ち良いスペース。良い場所に靴を並べていただきました。

 

快晴の三日目。真夏のような日差しでした。

この三日間、沢山のお客様とお話できました。嬉しいお言葉、貴重なご意見を頂きました。

ご来店いただいたお客様、貴重な出会いの場を作っていただいた店主の井本さん、本当に感謝しております。

ご注文いただいた靴はしっかり製作を進めてまいりますので、楽しみにお待ちいただければ幸いです。

次にEuphonicaさんで皆様とお会いする時には、もっと革靴を楽しんでいただけるよう私もdelightful toolも成長していければと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

革屋さん

本日は水曜日でしたが、アトリエショップをお休みさせていただいて革屋さんに行ってきました。

黒の革を2枚購入して、新しい革のカットサンプルもいただいてきました。

delightful toolの靴は既製ラインもありますが、基本は一足ずつの受注生産。

量産のメーカーさんのように一度にたくさんの革を仕入れることは難しく、細々と購入させていただいているのが現状です。そのような状況でも色々と相談に乗っていただける革屋さんの存在は本当にありがたいです。

良い革屋さん、良い作り手。協力していただける方々がいることでdelightful toolの靴は形になっている。そんなことを改めて実感した一日でした。

秋の始まりに向けて

8月も残り一週間。9月の暑さは夏にカウントしたくなりますが、夏も終わりを迎えようとしています。

「夏」「終わり」というと、重松清さんが文庫本のあとがきで「夏ほど終わりの似合う季節はない」と書かれていたことを思い出します。

そんな夏の終わり=秋の始まりに向けて、先日国分寺に行ってきました。

国分寺にはシロ.さんというお店がありまして、店主の原田さんと半年振りにお話をしてきました。

シロ.さんを知ったのは1年前。それ以来、原田さんが手掛ける服を愛用しています。(画像のジーンズは今回の訪問時に購入させていただいたもの)

そんなシロ.さんのご協力で、私が持っていたオーガニックコットンの帆布が新しい形になろうとしています。詳細をお伝えできるのはもう少し先になりますが、良いものが出来上がりそうで楽しみにしています。

使いたいモノ

自分たちが使いたいモノを作る。

先日読んだ糸井重里さんのインタビュー記事での一言です。これが「ほぼ日」の姿勢ということでした。

重ねるのは申し訳ないなと思うのですが、delightful toolも姿勢は同じです。

自分が使いたいモノとなると、自己満足に陥ってしまいそうな気もします。ただ、やはりそうでないと自信を持ってお勧めができないとも思うのです。

delightful toolの靴は私が日々の生活で履きたい、長く付き合っていきたいと思うところがベースになっています。

このベースを元にオーダーの組み合わせで、ご自身にフィットした一足にしていただければと思います。

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