delightful tool

作り手が丁寧に作りこんだ道具を、使い手にきちんと伝え、届けます。

インカス社のResina

本日は新しい革のご紹介です。

ご覧の通り表面はツルっとしていて、綺麗な光沢がある革。イタリアのタンナーINCAS(インカス)社が手がけるカーフで、名前はResina(レジーナ)と言います。

表面にハリがある革ですがゾンタのOLD ENGLANDに比べれば柔らかく、馴染むのは早そうです。

綺麗な質感を活かすなら、マッケイ製法+レザーソールでプレーントゥやチャッカーブーツに仕立てるのが王道でしょうか。9分仕立て+リッジウェイソールのパンチドキャップなどですと、底周りと甲革のギャップを楽しめる靴になりそうです。

 

非常に透明感がある反面、このようなトラ(生体時のシワ)も目立ちます。

これは革の個性の一つとして靴に仕上げられればと思います。

 

実はINCAS社の革は、delightful toolを始める前からずっと探していました。綺麗でありながら味や雰囲気がある革を作るタンナーで、このタイミングで巡り逢うことができて良かったです。

Resinaの透明感、風合い。黒の靴をお考えでしたら、是非アトリエショップでロールの革をご覧になってみてください。

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革の変化

日中は太陽が顔を出す時間もありましたが、16時には雨がポツポツと。庭仕事に早めに取り掛かっておいて良かった。なんて安心していたら、ご紹介しようと思っていた革を撮影しそびれてしまいました。

照明だけでも写真は撮れるのですが、革の質感をお伝えするにはやはり太陽の光が欲しい。明日は日差しが十分にありそうなので、しっかり撮影したいと思います。

 

以前からお話している通り既製ラインの仕様変更も視野に入れ、革を色々と探しております。

こちらは先日訪問した革屋さんでいただいた端切れ。左の革は既に一枚購入しておりまして、こちらが明日ご紹介予定のイタリア製カーフです。他の2枚はどのような革なのか興味があったため、端切れをいただいてきました。

端切れにはブラシをかけたり、クリームを塗ったり。どのような変化をするかチェックします。

変化が少ない革もあれば、僅かなクリームで大きく表情を変える革も。変化の大小が革の良し悪しを決めるわけではありませんが、その革の特徴は色々と捉えておく必要があります。新品の状態からどのように変化をするかも考慮して、お客様には革をお勧めしなければいけませんので。

「こんな風に付き合っていける靴を…」

お客様がその靴に求めるもの、イメージは様々です。何でも可能なオーダーシステムではございませんが、素材の変化でお応えできるご要望のため革のバリエーションは充実させていきたいと思っております。

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きっかけの一足

暖かくなったからか、庭にはいつも以上に鳥がやってきます。よくよく見ると思ったよりも色々な種類の鳥が。こんな天気の良い日、改めて庭の様子を観察してみるのも面白いものです。

昨日もお話した既製ラインのプレーントゥ。

絶対的に安くはありませんが、税込59,400円とオーダーに比べて価格は抑えております。

革靴を履くきっかけ、delightful toolの靴を体感していただくためのきっかけ。そのような位置づけのモデルですので、コストパフォーマンスでもメリットを感じていただければと思っております。

価格を抑えているとはいえ、既製ラインの作りや材料はオーダーのラインと一切変わりはありません。

中底などの副資材もオーダーと全く同じものを使っています。この手の資材は靴の機能、持ちの良さに影響してくるので中途半端にしたくなかったのです。

既製ラインのプレーントゥで「この靴、なかなか良いな」と感じていただいた方には、次の一足としてマッケイや9分仕立てのオーダーをお選びいただければ嬉しいです。オーダーであれば見た目のバランスはもちろん、製法や底材の選択によって履き心地のバランスも変えることができます。

このプレーントゥは外で試し履きができるサンプルシューズ(サイズは23~27の9サイズ)も揃えております。

とりあえず履いて歩いてみる。

まずはそこから。既製モデルを買う、買わない。オーダーをする、しない。そういったことは実際に履いて、歩いてみてから考えていただければと思っておりますので。

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既製ライン・プレーントゥで考えていること

既製ラインのプレーントゥ。

一部サイズが完売してしまったため、追加で製作をお願いしようとしております。

色々な方に足を入れていただいた結果や、私自身がしばらく履いて感じたことを反映して、追加分は若干の仕様変更を思案中です。

仕様変更とは言っても、このプレーントゥが持つ「普段革靴を履かない人でも抵抗が少ない柔らかい履き心地」は崩さないように。あくまでも扱いやすさの向上、道具としての完成度の高さを目指した仕様変更を考えています。

 

履き心地の柔らかさで大きなポイントとなっているのは、ガムライトを使用したビブラムの2810ソール。こちらは変更無しでいきます。

2810は軽さと柔らかい接地感を得るためには最適だと考え、選んだ底材です。月並みな表現ですが、2810を使った革靴はスニーカーに近い感覚で履けます。

今、変更を検討しているのは甲革(アッパー)の素材。

現在庫の靴にはイタリア製、タンニン鞣しのスムースレザーを使用しています。天候に左右されにくく、扱いやすい素材です。履いてきた実感として耐久性も問題ありません。とはいえ人間は贅沢なもので(私だからかもしれませんが)、靴としてほんの少し綺麗な印象をプラスしたいと欲張ってしまう。

扱いやすさや耐久性に加えて、もう少し綺麗な表情を持つ黒い革。革の価格も考慮しなければいけないので難しい部分はありますが、良い革を見つけ、良い仕様変更につながればと考えております。

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お店の色

先日知人と洋服の話をしていて「福岡にこんな面白い洋服屋さんがあるんですよ。店主さんはこんな経歴で、こんなアイテムが並んでいて…」なんてことを教えてくれました。どんなジャンル、形であれ、店主さんの色や個性が出ているお店の話を聞くと嬉しくなります。

思い返してみると、私がここ数年買い物をしているのはこのようなお店ばかりです。

ネットショップを見てピンポイントで買いたいアイテムがあったとしても、「あの店主さんが選んだ他のアイテムと比較してみたい」「このアイテムへの店主さんの声を聞きたい」とお店に足を運ぶ。お店では意外な気づきを与えてもらったり、そのアイテムやブランドの背景を教えてもらったり…ネットでの買い物が全盛ではありますが、お店で接客をしてもらわなければ得られないものはやはり存在します。

こちらのジャケットは仲町台のEuphonicaさんで最近購入しました。初めて袖を通すブランド、モデルでしたのでお店で試着して良かったのは当然として、店主の井本さんとお話してから購入できて良かったです。このジャケットの特徴も扱い方も、しっかりと知ることができたので。

「せっかく買うならこのお店で」と思ってもらえる色や個性。delightful toolもこのような色や個性を持ったお店に、少しずつでも近づいていきたいと思っております。

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