delightful tool

作り手が丁寧に作りこんだ道具を、使い手にきちんと伝え、届けます。

定番品が持つ個性

既製ラインの外羽根プレーントゥ。

少しずつですが、アトリエショップとEuphonicaさんから旅立っていきました。

現在のアトリエショップ在庫は24が2足、26.5と27が各1足ずつ。Euphonicaさんの在庫は25.5が1足です。(価格は税込¥59,400)

 

黒の外羽根プレーントゥは紳士靴の大定番。ドレスシューズを得意とするメーカーはもちろん、ワークブーツのメーカーで定番としてラインナップされていることもあります。

言葉では「黒の外羽根プレーントゥ」としか表現できませんが、それぞれの靴を見ると実は個性があります。その個性はメーカーの考え方やルーツによるものなので、見比べてみるとなかなか面白いものです。

すっきりした丸さと軽さ。主張しすぎず、履く人に自然と馴染んでくれれば良いと考えています。

作りと履き心地は、靴としての剛性を保ちながら足あたりをできるだけ柔らかくしています。

 

こちらのプレーントゥ、現在追加生産に向けて革を探しております。現行の革よりも素朴さを少し抑えつつ、綺麗に見える革が理想なのですが…

きちんとサイズが揃った時には改めてお知らせいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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2017年8月の営業スケジュール

大和市アトリエショップの営業スケジュールです。基本的には水曜日と土曜日にアトリエショップをオープンいたします。ご来店前には予めご連絡をお願いいたします。

8月2日(水) 休業

8月5日(土) 13:00 〜 19:00

8月9日(水) 休業

8月12日(土) 13:00 〜 19:00

8月16日(水) 13:00 〜 19:00

8月19日(土) 休業

8月23日(水) 13:00 〜 19:00

8月26日(土) 13:00 〜 19:00

8月30日(水) 休業

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型押し革、紺色のプレーントゥ

こちらは実姉がオーダーしてくれた靴です。通常の木型(メンズ用)サイズ23で製作しました。

 

甲革に使用したのはイタリア製の型押し革、BELUGAのネイビー。

つま先と踵部分は型押しの出方が薄くなっています。これは靴として成形する際(つり込む際)に、革が強めに引かれる部分だからです。

 

靴ひもは革と同色に。ひもを通す穴の仕様は裏ハトメでシンプルにしました。

私が色々な服装で合わせやすく履きやすいと思う仕様にしましたので、姉も上手く活用してくれると思います。こんな時、ファッションの好みが似ていることは役に立ちますね。

プレーントゥとBELUGAのネイビー、予想以上に良い組み合わせでした。男性でも女性でも使いやすいバランスとしてお勧めします。

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TEMPESTIのエルバマット

関東も梅雨明けです。

夏本番を迎えるこの時期には少し暑く感じるかもしれませんが、こんな革が入荷しております。

イタリアのタンナーTEMPESTI(テンペスティ)社のエルバマットという革です。

オイルが入ったずっしりと重たい革。色々と試してみまして、少量のクリームとブラッシングでも良い光沢が出ました。経年変化の期待も高まります。

 

今回入荷した色は3色です。

ブラック。

 

ダークブラウン。画像の通り、程よい赤みがあります。

 

オリーブ。深い緑色です。この色、個人的にはチャッカーブーツにしてみたいです。

ジーンズ、チノパン、ワークパンツに合わせる革靴としていかがでしょうか。エルバマットで作った一足は存在感がありつつ、様々なシチュエーションで活躍してくれそうです。

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ブラックカーフのパンチドキャップ

前回のブログでご紹介した黒のカーフ(INCAS社のPARMA)で作ったサンプルシューズ。

9分仕立ての外羽根パンチドキャップトゥです。

 

キャップ切り返し部分の穴飾り(パーフォレーション)は大小の組み合わせ。親子穴と呼ばれる飾りです。

 

底周りはボリュームを抑え目にしました。(ダブルの平ウェルトです)

 

本底はビブラムの2055ソール。delightful toolでは初めて使う底材です。

見た目はダイナイトに似ていますが、ラバーそのものが違うので履き心地も異なります。履いてみた感覚としては、グリップ力が強く滑りにくい。良い底材です。

このサンプルシューズは甲革と底材の組み合わせ、PARMAの経年変化などを確認するために自身で履き込んでいきます。経年変化の様子は、折を見てお伝えしていければと思います。

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