エプロンのその後

オリジナルのエプロン。数ヶ月の使用ですが、だいぶ貫禄が出てきました。

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靴磨きの時は膝の上に靴を置くため、ポケットから下の部分はだいぶ汚れています。生成りの生地で汚れは目立ちますがこれも味。

 

こちらのエプロンを着けるシチュエーション。

靴磨き。ちょっとした家事。最もハマりそうなのはDIYやガーデニングでしょうか。

しっかりとした厚みがある生地ですので、ハードに使っていただきたいです。とはいえ着心地は柔らかく、ストレスがかかりにくいように作りを工夫しています。

数枚旅立ってはいきましたが、まだ在庫はございます。私が使っているものでよければ「試着→靴磨き」などをされても構いませんので、遠慮なくおっしゃってください。

 

delightful tool オリジナルエプロン

¥18,360円(税込)

外ハトメと裏ハトメ

本日は靴の仕様についてのお話です。

靴紐を通す穴という、小さな部分の話ではありますが。

 

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こちらは外ハトメと言いまして、紐を通す穴を表と裏の両面から金属パーツで補強しています。

 

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こちらは裏ハトメと言います。その名の通り、裏面のみからの補強です。

構造上は外ハトメの方が強度があるはずですが、日常の使用においてはどちらも遜色はありません。以前お話したウェルトと同様、見た目を重視してお選びください。カジュアルさやカントリーっぽさを出すなら外ハトメ、すっきり見せたいなら裏ハトメ。このくらいの感覚でOKです。

 

外ハトメはパーツの色もお選びいただけます。黒・茶の他、以下の3種類があります。

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アンティークゴールド。

私のイチオシです。NEW YORKBELUGAといった革に合わせていただきたいです。ちなみに靴紐の端を留める金具とほぼ同じ色味・質感ですので、靴全体に統一感も出せます。

 

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ニッケルシルバー。

あまり光沢が無く、上品なシルバーです。黒の革に合わせてみてはいかがでしょうか。

 

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真鍮生地。

既にくすんできていますが、これが真鍮の面白さ。NEW YORKと合わせて、経年変化を楽しんでいただきたいです。

 

「どちらの仕様にするか?」「どの色にするか?」

直感で全く問題ありませんので、楽しんでお選びください。もし悩んでしまう時は私にお任せください。良い塩梅に仕上がる仕様と色をお選びいたしますので。

嫌いにならない方法論

ダンスを嫌いにならない方法論を取らないといけない。

先週と同じく、日曜日の音楽番組「関ジャム」から。中学校でダンスが必修化されていることなどを受けての、振付稼業air:man 杉谷さんのコメントです。

 

これまた色々と考えさせられます。

必ず通る道であれば好きになるきっかけにも、嫌いになるきっかけにもなる。それは学校の授業に限らないことではないかと。

こと革靴ですと嫌いになるきっかけを早い時期に、しかも強く感じてしまうことが多いのではないかと思いました。例えば学校指定の革靴がカッコ悪くて、しかも足に合わない。例えば就職活動時に革靴で歩き回って、痛い思いをした。などなど。

そう思ったからこそ、嫌いにならないための方法論や視点は忘れずにいたいです。

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例えば靴紐を結ぶ、解く。これを革靴と付き合うために絶対必要なことと断定せず、エラスティック(ゴム素材)やジッパーなどを上手く活用してみる。このような発想も必要なんだと思います。

昨晩はテレビを観ながらそんなことを考えていました。

必要な手間暇

必要な手間暇をかける。

靴に限らず、何かを形にする際にはとても重要なことだと思います。闇雲にではなく、その手間暇は本当に必要なのかを考える。

 

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靴を木型に沿わせて成形する作業”つり込み”は一足一足手作業で行います。革の状態を見極めながら、手でつり込むことで木型のラインをしっかりと再現した、優しい履き心地の靴に仕上がります。

 

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靴本体(アッパー)と本底(ソール)を縫い合わせる作業”出し縫い”はミシンで行います。お勧めする本底がラバー中心であることからも、出し縫いを手で行うことは効率が悪く、私が考える製品価格とのバランスも悪くなってしまいます。

私が尊敬する靴の先輩は「人の手と機械に優劣はない」とおっしゃっていました。それぞれの人が目指す靴から考えて、この工程にはどちらが適しているのか。どちらも目指す靴を作るための手段。そういうことなのだと思います。

delightful toolの靴は、現段階でベストと思われる手間暇をきちんとかけています。とはいえこのベストも少しずつ変わっていくことはありますし、時とともに深化していく必要もあります。靴の製作を担ってくれているANCHOR BRIDGEの村橋さんと常に話し合いながら、みなさまのより良い一足につなげていきたいと考えています。

2月イベントのお知らせ〜仲町台Euphonicaさんにて〜

今日の町田。最高気温は10度を超えているようですが、風のせいでなかなか厳しい寒さです。

今回はイベントのお知らせです。来月2月11日(土)と12日(日)の二日間、横浜市仲町台の洋品店Euphonicaさんにて足の計測・オーダー会を開催することとなりました。

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Euphonicaさんは横浜市営地下鉄の仲町台駅近くに位置する洋品店です。すっきりと綺麗な中に暖かみもある店内には、店主の井本さんがセレクトしたベーシックで上質、何年経っても袖を通したくなるアイテムが並んでいます。

Euphonicaさんとdelightful toolには「G.F.G.S.のカットソー」という共通のアイテムがありまして、そこをきっかけに知り合うことができました。井本さんとは洋服や靴に対して共感できることが多く、このようなイベントができることを非常に嬉しく思っております。

二日間ともに私が店頭にて計測やフィッティングをさせていただきます。外で履けるサンプルシューズもご用意しますので、delightful toolの履き心地をお試しください。

まだ寒い時期ではありますが春物の洋服を見がてら、仲町台を散策しがてら、革靴のご相談もいただければ幸いです。ご来店お待ちしております。

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