delightful tool

作り手が丁寧に作りこんだ道具を、使い手にきちんと伝え、届けます。

2017年

2017年は明日で終わり。年を重ねると一年の体感時間が短くなるということを身を持って実感しています。

2月に大和市に拠点を移し、週2日の営業に。活動拠点はアトリエショップなんて呼んではいますが、実体は自宅兼事務所です。立地も町田よりだいぶ悪い。それでも足を運んでくださるお客様がいらっしゃったこと、本当に嬉しかったです。

仲町台のEuphonicaさんでは2月と9月にオーダー会を開催させていただきました。大和市に閉じこもっていてはお会いできなかった方達にdelightful toolの靴を知っていただくことができました。

飛躍の一年とは言えませんが、歩を進めることはできたと思っています。

2018年には「メンズのサイズ拡充」「レディスの本格的な展開」「新デザインの追加」を形にできるようANCHOR BRIDGEの村橋さんと共に動いています。また大和から飛び出してのオーダー会も予定しています。

2017年delightful toolの靴を手にしていただいたお客様、本当にありがとうございました。ご注文いただいた靴や購入していただいた既製ラインの靴が、みなさまの足元を支える良き一足になってくれることを願っております。

新年は1月6日(土)から営業を始めます。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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視点

delightful toolの革靴はご注文をいただいてから一足ずつ製作しています。いわゆるオーダーメイドの革靴です。型やデザインは既存のものから選んでいただきますので、フルオーダーではありません。delightful toolはオーダーメイドの革靴の中では(言葉の正確な定義はないものの)セミオーダーというジャンルに入ると思います。

オーダーメイドの選択肢は、私が本格的に革靴に興味を持ち始めた頃に比べるとだいぶ増えています。個人の作り手から工場を上手く活用したものまで。お店やブランドのウェブサイトなどを覗いてみると会社や作り手、売り手の視点が垣間見えます。非常に興味深く、勉強になります。

delightful toolの革靴はというと、やはり私の視点が大きく影響しています。私は職人でもデザイナーでもありません。私の視点は今までの革靴への携わり方からしても、作り手や売り手というよりは日々革靴を履いて手入れする人の視点です。

日々履きたくなるデザインと基本設計。

手入れがしやすく、履いた年数とともに良い変化が期待できる素材。

街行く人の足元を見ながら、こんなことを四六時中考えています。

革靴は限られた条件の中で形になるものですので、そこまで目新しく革新的なことができるモノではないと思います。それでも木型、デザイン、製法、素材の組み合わせで驚くほど違ったモノになります。自分の視点でそんな組み合わせを考えること。それが実際に形になること。これがとにかく興味深くて、楽しくてdelightful toolの活動を続けています。

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履きやすい靴

靴をオーダーされたお客様から頂く「すごく履きやすい靴です」の一言は、おそらくみなさんが思っている以上に私にとって嬉しい言葉です。

履きやすい靴は、歩きやすい靴であるはずです。まず日々の生活道具としてきちんと、ストレスなく機能してくれていることが嬉しく、安心します。そして履きやすい靴は、その方の日々の装いや気分に合った靴でもあるはずです。日常に馴染む一足になってくれていることがまた嬉しいのです。

オーダーの靴であるからには道具としての機能や足へのフィッティングはもちろん、履く人の感性にどれだけフィットできるかという点も大切にしていきたいと思っています。

完成した靴をどんな服に合わせて履くか。完成した靴を履くことでどう見られたいか、自分をどう見せたいか。そんなことも是非お聞かせください。

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ハンドメイド

delightful toolの革靴は神戸にあるANCHOR BRIDGEのアトリエで一足一足作られています。工場の生産ラインに乗せているわけではなく、一足ずつ手作業で形になっていきます。作業効率を高めるためミシンやグラインダーといった機械を使うことはありますが、ハンドメイドと言って間違いはありません。

手放しでハンドメイドを賞賛するつもりはありません。しかし革靴作りに関して言えば、要所要所で人の手を加えるメリットは大きいです。

例えば釣り込み。釣り込みとは、靴のベースとなる木型にアッパー(縫製された革と芯材)を乗せて成型する作業です。この工程では革を専用の工具(ワニ、ラスティングピンサー)で引っ張りながら木型に沿わせていきます。

釣り込みでは革の状態を見極めながら、適切な方向に革を引いていかなければいけません。手で確実に成型することで、複雑な曲面を持った木型であってもその形状に沿った靴が出来上がります。どんなに完成度が高い木型であっても、出来上がった靴が木型の形状を再現できていなければ意味がありません。その点で釣り込みを人の手で行う意味は大きいです。

delightful toolの革靴は製法(マッケイでも9分仕立てでも)に関わらず、ANCHOR BRIDGEの村橋さんが一足ずつ手作業で釣り込んでいます。木型を設計した村橋さんが自身の手で製作を進めてくれることは、靴の完成度の高さに確実に繋がっています。

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自然さ

今日は数ヶ月振りに国分寺に行ってきました。目的はシロ.の秋冬物を見て、原田さんとお話をするため。

服のこと、生地のこと、靴のこと、革のこと。色々なお話ができました。

インスタグラムで見ていた秋冬物、やはり実物は画像以上に良かったです。秋冬らしい温もりのある質感。その温もりは生地だけでなく服そのものから感じられるから不思議です。シロ.の服にはその季節に袖を通したくなる自然さがあって好きです。寒いからこの服を着る、暑いからこの服を着る。服として当たり前の感覚が心地良く、好きです。

雰囲気としての自然さ(ナチュラルテイスト)ではなく、そのモノが本来持つべき自然さ。原田さんが手がける服にはそんな自然さが在ると思っています。

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