オーダーの流れ
2017.09.09 saturday
来週末は仲町台のEuphonicaさんにお邪魔して、オーダー会を開催させていただきます。
Euphonicaさんのサイト経由でこちらのブログをご覧になっている方もいらっしゃるかと思いますので、今回はオーダーの流れをお伝えいたします。
まずは足の計測です。足の長さ、周り寸法などを測ります。
計測したデータや足の形状を元に、サンプルシューズ(サイズ23〜27)を履いていただきます。
こちらのサンプルシューズは外を歩いていただくこともできます。シワが入ることを気にする必要もございませんので、遠慮なく店外を歩いて履き心地を確認してください。
「25だと小指が当たる。25.5だと指回りは良いけれど、カカトや甲周りが緩い。」
このような状態の場合は、”乗せ甲”といった調整を木型に施してから製作することができます。(このケースだと25の小指部分に乗せ甲をします)
画像のように足が当たる部分に革を当てることで、完成した靴の該当部分にゆとりを持たせることができます。乗せ甲による調整を施してもアップチャージはかかりません。
次にデザインを選んでいただきます。丈が短い靴の基本デザインは3種類です。
プレーン
パンチドキャップ(つま先切り返し部分の穴飾りは無しにもできます)
ウィングチップ(こちらも穴飾り無しができます)
デザインと同時に靴の製法、使う革、底材についてもお話を伺います。
靴の製法は9分仕立てかマッケイ製法(もしくはマッケイ+セメント製法)の2つからお選びいただきます。製法は履き心地だけでなく、完成した靴の見た目にも大きく影響します。また製法によって使える底材も変わってきますので、「製法」「革」「底材」については同時にお話できればと思います。
靴の製法が確定すると基本価格が決まります。
9分仕立てが¥97,200(税込)、マッケイ製法が¥70,200(税込)です。ブーツや穴飾りの装飾を施さなければこの価格からアップチャージはございません。
装飾を施す場合のアップチャージは¥2,700(税込)や¥4,860(税込)です。
プレーン、パンチドキャップ、ウィングチップはブーツでのオーダーも可能です。
(画像左がパンチドキャップ、右がウィングチップのブーツ)
ブーツの場合は基本価格にプラス¥5,400(税込)です。
ブーツにはもう一型チャッカーブーツもございます。
こちらに過去の製作事例をまとめておりますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。仕上がりのイメージがつかみやすくなると思います。
お渡しまでの期間はおよそ3ヶ月です。年内にはお渡しできるかと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上がオーダーの流れですが、足の計測とサンプルシューズの試し履きだけでも遠慮なくお声掛けください。できるだけ多くの方にdelightful toolの靴の履き心地を体験していただければ幸いです。
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