delightful tool

作り手が丁寧に作りこんだ道具を、使い手にきちんと伝え、届けます。

革靴をカビから守る

快晴です。気温は低いですが、関東の冬らしい爽やかさが心地良いです。

昨日の雨に降られた靴はいかがでしょうか?乾いてきましたか?この時期であれば気温が低いためそれほど心配はありませんが、雨に降られた靴はカビの発生にも注意が必要です。

カビが生えやすい部分は大体決まってますので、この3カ所に注意してください。

161228_1

一つ目は中底(インソール、足の裏が触れる部分)です。特に先端部分は要注意です。

 

161228_2

二つ目はコバ(底材の側面)です。ゴム底の靴であっても、この部分がカビにやられてしまうことはよくあります。

 

161228_3

三つ目は本底。レザーソール(革底)の場合は絶対です。

濡れた靴をしっかり乾燥。その後汚れを落として、湿度と温度を低い状態に保てればカビの心配はありません。とはいえ、そこまでの管理が徹底できないのが現実。そこで皮革製品に使えるカビ用クリーナーを活用します。

161228_4

こちらはM.モゥブレイのモールドクリーナーというカビ専用のクリーナーです。このアイテムはカビが生えてからよりも、カビを予防する際に真価を発揮します。靴の乾燥中、上記3カ所にスプレーしてください。それだけでカビの発生を抑えてくれます。消毒用のエタノール、オキシドールなどカビ対策には色々なものを使ってきましたが、カビ専用だけあってモールドクリーナーの効果は抜群です。

大切な一足を守るために、このようなケア用品も是非活用してください。

ページの先頭へ戻る

カテゴリ

乾燥や保管に良い場所

久しぶりの本降りです。油断して普通のスニーカーで出てしまい、インソールにも水が。店で革靴に履き替えましたので、夜までできるだけスニーカーを乾かします。

161227

スニーカーであれ、革靴であれ雨に濡れた時は乾燥させる必要があります。

乾かす際のポイントはしっかりと風を通すこと。玄関にそのまま置きっぱなしはお勧めしません。少し高いところ(靴専用のラックがあればベスト)に逃がして、扇風機や除湿機で風を送ると良いです。ストーブなどの温風を近距離で当てるのは革に良くないのでご注意ください。

木造の戸建てで生活していてやっと気付いたのですが、どこで乾燥させる(保管も)かは結構大切です。家の中には風通しの良い場所や悪い場所があります。できるだけ空気が動く場所を見つけて、そこで乾燥や保管ができるとベストです。良い場所がなければ、扇風機や除湿機を上手く活用してください。大切な一足のため、乾燥や保管にも少しの気遣いをお願いいたします。

ページの先頭へ戻る

カテゴリ

中底との付き合い方

足の裏が触れるパーツ、中底

161226_1

161226_2

delightful toolの靴はマッケイ製法ではこちらの3ミリ厚の革を、9分仕立て(ハンドソーンウェルテッド)では5ミリ厚の革を使用しています。中底は履き込んでいくうちに足裏の形状に変化し、その人専用のインソールになります。中底は履き心地を左右する、とても重要なパーツなのです。

中底に使っている革は、より長く持つようできるだけ良いものを選んでいます。とはいえ連日履き続けたり、雑に扱ってしまえば中底は劣化して割れてしまいます。慎重に扱う必要はありませんが少しの気遣いと、たまのメンテナンスをお願いいたします。

メンテナンスはこちらの2ステップ。

1. つま先に溜まったホコリを取り除きます。

2. ロウ分少なめ、保湿力重視のクリーム(デリケートクリーム)を塗ります。

161226_3

基本はこれだけでOKです。中底のコンディションにもよりますが、3ヶ月に1回くらいのペースで十分。革靴本体もそうですが過保護はいけません。

実は中底を長持ちさせるために一番重要なのは、一日履いたら十分に休ませること。丸二日は休ませてあげてください。休ませる目的は足から吸った汗などの水分を抜くことですので、雨に濡れた場合はさらに休ませる日数を確保します。

十分な休息にメンテナンスを加えれば、中底の持ちは確実に良くなります。少しの手間と時間をかけてあげることが革靴と長く付き合うコツです。お気に入りの一足が、より長くみなさまの足元を支えてくれることを願っております。

ページの先頭へ戻る

カテゴリ

皮革製品、雨に降られたらどうする?

昨晩、久しぶりにまとまった雨が降りました。想像以上の雨でしたが、足元はオイルを含んだ起毛皮革の靴でしたので助かりました。

雨に降られた時、このように革が濡れてしまうと焦ると思います。

161214_1

161214_2

161214_3

時間が経てば水滴の跡が。

昨日のブログでもお話した通り、水染みの原因は濡れている部分と濡れていない部分があることです。

161214_4

対処法はいたってシンプル。全体を水で濡らしてしまいます。画像の革は水を含ませたタオルを押し付けながら、全体に水を染み込ませたものです。革の表面は擦らないように気をつけます。

161214_5

乾燥後。水滴の跡は残っていません。

水拭きはこの手の革であれば有効な対処法です。ただし革によっては水に濡らすことで、色が一気に抜けるなどのトラブルが起こる可能性があります。目立たない場所で水拭きのテストをする必要がありますので、その点はご注意ください。

ページの先頭へ戻る

カテゴリ

水は革の大敵か?

皮革製品は水に濡れても大丈夫です。革といっても色々なものがあるので一概には言えませんが、今まで触れてきた紳士靴ですと濡れても問題無いものが圧倒的に多かったです。

革靴は濡れると染みになるのでは?

確かに濡れたまま放置すると染みになることはあります。これは濡れた部分と濡れていない部分があることが問題。境目が無いよう、全体を均一に濡らせば水染みは避けられます。お酒やジュースをこぼしてしまった時も同じような原理で、全体を水で濡らすと良いです。

思いがけず靴が濡れてしまった時以外でも水は役立ちます。

クリームを塗る前、革靴を軽く水拭きしてあげることはお勧めです。水に溶ける汚れに対して、クリーナーとして機能してくれますので。

161213_1

161213_2

このように靴クリームの蓋に水を用意して、布を濡らしながら拭いてみてください。

本来水と革は相性が悪いわけではありません。水と上手く付き合うことで、靴はより綺麗に長持ちするようになります。

ページの先頭へ戻る

カテゴリ