delightful tool

作り手が丁寧に作りこんだ道具を、使い手にきちんと伝え、届けます。

ガシガシ履ける靴との付き合い方

ガシガシ履ける革靴に魅力を感じます。

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天候や傷をあまり気にせず履ける。路面の状況が悪くても安心して歩ける。このような靴は間違い無く、頼れる1足です。

私がローテーションに入れている革靴は、ガシガシ履けるものばかりです。それでも丁寧に履いています。

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履くときは靴ベラを使います。

脱ぐときは靴紐を解きます。

脱いだ後はブラシをかけます。

1日履いたら2日は休ませます。

かなりの雨に降られたときは、すぐにメンテナンスします。(全体を均一に濡らせて、十分に乾燥させる)

必要以上に気をつかってはいませんが、道具として丁寧に扱います。せっかくの頼れる1足とは長く付き合いたいので。

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カカトを合わせて靴を履く

「そちらの靴、大切に履いていますね」

数年前、ある靴磨き屋さんからかけていただいた言葉です。傷がない綺麗な靴ではなかったです。おそらく磨き屋さんは、靴のことを考えて丁寧に履いていることを褒めてくださったのだと思います。

普段使いの革靴でも、丁寧にきちんと履くことは大切です。例えば靴に足を入れるとき。

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靴ベラを使うのはもちろん大切。

 

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カカトをきちんと合わせることも大切です。つま先を少し上げて、靴の後方にカカトを収める。

 

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最後に靴紐をギュッと締めます。これで足がホールドされます。

靴紐が緩んだ状態はもちろん良くありませんが、カカトを合わせていない状態で靴紐を締めてしまうのもいけません。丁寧にきちんと靴を履くことは、靴が持っている機能を引き出すことにもつながります。少し手間はかかりますが、ほんの少し気持ちと時間に余裕を持って靴を履いてみてください。

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ブラシをかける

足に合った良い革靴を手に入れた。さあ、しっかりと使い込んで良い経年変化をさせよう!そう意気込んで革靴のメンテナンス用品をビシッと一式揃える。きっちり使い続けられるなら、それがベストです。

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使いこなせる?ちゃんと続けられる?と不安が頭をよぎった方は、まずこちらから。

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ブラシを1本用意してください。後々のことも考えて、コシがある豚毛のブラシが良いです。実際に手で持ってみて、ご自身に馴染む大きさのブラシを選んでください。ブラシは毛の部分が消耗するものの、通常の使用であれば比較的長く使い続けられます。多少高価なブラシ(4,000~6,000円くらいでしょうか)を選んでみても良いと思います。やはり高価なブラシは良い素材、作りになっていますので。

きちんと紐を解いて靴を脱ぐ。靴全体にブラシをかける。2日間休ませる。

この流れを習慣にしていただくだけで、革靴の持ちは変わります。ここから革靴のお手入れを始めるのは、革靴との良い付き合い方だと思います。クリームやクリーナーを用意するのはそれからでも遅くありません。少しずつメンテナンス用品を揃えて、その使い方を身につけていけば革靴のお手入れが習慣になりやすいかなと考えています。日々のブラッシング、是非忘れずにお願いいたします。

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靴を休ませる

「革靴は1日履いたら2日休ませる」

「革靴は最低でも3足をローテーションして履く」

この手のフレーズ、みなさまも耳にしたことがあるかと思います。「革靴は毎日続けて履いてはいけない」「革靴は休ませる時間が必要」ということですが、なぜでしょうか?

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それは靴(特に内部)の劣化を防ぎ、適切な経年変化をさせるためと考えています。

1日履いた靴は足から出た汗を内側から吸収します。そのため靴の内部には湿気が溜まっています。このまま翌日に同じ靴を履いてしまうと、内部の湿気は抜けきらないまま。この状態は中底や裏革の劣化につながります。

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湿気が抜けきっていない状態は、このような目に見えにくい部分の劣化につながるため気をつけてください。

 

特に難しいことはありません。靴を脱いだらブラシをかけて休ませる。それだけです。

休ませる場所は少し意識していただきたいです。玄関にそのままポンと置かずに、風通しの良い場所で休ませるとベストです。少し高さのある棚などに逃がすと、地面に近い場所よりは良いと思います。下駄箱にすぐ入れてしまうのは、湿気がこもるのであまりお勧めしません。シュートリーなど、靴の形を整えるための詰め物を入れるのはできれば1日置いてから。靴を脱いだ直後に詰め物を入れると、湿気が逃げにくくなりますので。

革靴を休ませる期間は「1日履いたら2日」を目安にしてください。正確なデータが出ているわけではないのですが、色々な方が履いた革靴のコンディションを観察した経験からしてもこのくらいのペースが必要です。汗をかきやすい方や、湿度が高い時期、雨に降られた時はもう少し休ませる日数を設けてください。

きちんと作られた革靴(特に紳士靴)は、消耗する部分の修理を前提に作られています。ヒールやつま先のすり減りなどは修理で対応できます。しかし裏革や中底を丸ごと交換修理するのは難しいケースが多いです。適切に靴を休ませるだけで、裏革や中底の持ちは非常に良くなります。休ませつつ、定期的に履くことで革靴は履く人の足に馴染んでいきます。それが革靴の良い経年変化です。

自分らしい良い革靴に出会えた時は、是非「革靴を休ませる」意識を持って付き合ってみてください。

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